2年生トレーニングマッチ
■日時
2023年5月28日(日)13:00-15:00
■場所
フクシ・エンタープライズ墨田フィールド
■参加メンバー
アキラ、コウ、コウセイ、ショウタロウ、タイガ、タクト、チヅル、テッショウ、ノドカ、ヒサヨシ、ミナト、ユウト、ユウマ、ラン、アカリ(※3年)
■対戦相手
四吾FC
■所感
今回は四吾FCさんから、昨秋の練習試合のリベンジマッチのリクエストを頂いたことを切欠に、フクシフィールドにお招きして、1・2年生同時開催で練習試合をすることとなり、時間いっぱいひたすらゲームのお相手をしていただきました。
今回も2年生はブラック、ピンクの2チームに分けての対戦とし、ここ最近の継続的テーマである、1対1で負けない、リスタート時に素早くスタートポジションを取る、セットプレーで頭の上を抜かれないといった初歩的な3つのお約束事の徹底を課し、勝敗よりもそれぞれの力量の中で、チャレンジすることに焦点を当てました。
また、今年度は女子選手のメンバー数が足りず、向島ユナイテッド単独での参加が叶わないニーニャスリーグですが、四吾FCさんとの合同チームとしての参加が決まったこともあり、今回の機会を利用し、ニーニャスチームの顔合わせと即席混成チームでのゲームも行いました。
【チームブラック】
自主性・能動性の意識が高いブラックチームは相対的に1対1の勝負でも勝つ事が多く、また、負けるにしても二度追い、三度追いができるため、相手の攻撃を遅らせることもでき、個々がそうした相手にとって嫌なプレー、楽にやらせないプレーを連続することで、全体としても優位を保てる時間が多く、勝ち星を重ねることができました。
但し、負けん気の強いところは気持ちの部分では評価するものゝ、時としてそれが悪い方向に作用し、ラフプレーやミスした味方への叱責、見方からボールを奪うような独りよがりなワンマンプレーとして現れる場面も数多くあり、その辺りについては軌道修正の必要があり、姿勢を改めるよう強く求めて行く必要があるものと感じました。
また、技術、戦術的には、一人称から、二人称、三人称でサッカーを考えられる選手が春過ぎ頃から増え、それにより意図のあるプレーの連続、有機的に連動したプレーが見られるようになって来ていましたが、実戦の中での成功体験を積み重ねることにより、今回は更にそうしたプレーの頻度が増えており、着実な成長を感じさせてくれました。
【チームピンク】
先週のすみだSCさんとのトレーニングマッチで自主性・能動性の欠如が改めて明確になりましたが、その惨敗を受けて、今回は一部の選手の中では若干の意識変化が見られ、現状のスキルが足りないなりに、何とかしようという意欲的なプレーは所々で見る事ができました。その部分については素直に評価してあげたいと思うものゝ、全体的に言えば、まだまだマインドセットが変わらず、人任せなプレーに終始する選手の方が多いため、チームとしては機能せず、得点もできないままほぼ負ける結果となりました、
また、意欲やボールスキルだけでなく、ベースとなる基礎運動能力=アジリティーの不足も随所で感じられ、ピンクチームの各選手には、基礎運動能力のベースアップも必須である点が明白な結果となりました。
そうしたネガティブな要素が多い中で、四吾FCさんの中核としてゲームの流れを作っていたのが女子選手であったことは、向島の女子選手達にはとても良い刺激となり、「男子の中だからできなくても仕方ない」という言い訳ではなく、「女子でも男子に負けないくらいできる」という指針を示してくれ、確実に女子選手の意識変化の切欠になったのではと感じています。
その証左として、最後に余った短時間で実施したブラックVSピンクの黒桃戦では、初めてピンクチームがブラックチームから得点と勝利を挙げることができました。
そして、この女子選手の意識変化が、他の消極的な男子選手にも伝搬し、これからの成長に繋がって行くことに期待します。
【総評】
2チームともにそれぞれ課題はありますし、個別に見ても課題はそれぞれ異なります。
そうした課題は、普段の練習よりも試合機会を通じて、より明確に認識し易くなります。
四吾FCの選手、保護者、指導者ほかご関係者の皆さま、今回もお相手頂きありがとうございました。
丁度1年前くらいを思い起こすと、ほぼすべての選手が、なにもかも、何もできないに等しい状態だったため、全てが課題であり、逆に言えば明確な課題が見え難く、一部分を特定して課題設定することが困難な状態であった記憶があります。
そして現在、個々に異なる課題が明確になって来ている中で、課題の数が多い選手と少ない選手が出て来ています。
これは、課題の多い選手がプレーヤーとして劣っているという事ではなく、むしろ課題の多い選手ほど、自分で考え、何かにトライし、チャレンジを積み重ねてきた結果であり、プレーの幅が広がり、自分なりのスタイルが産まれつつあることによって生じる現象であると考えています。そして、課題の少ない選手は、まだ1年前同様に課題要素が複合的で明確に特定し難い段階にあり、これからその段階に入って行くものと捉えています。
そうした課題が徐々に増えて行き、それをまた一つ一つクリアすることを繰り返す中で、サッカースキルだけでなく、人間力の部分でも子どもたちが逞しく成長してくれる事を願っています。
最後に、向島ユナイテッドご関係者の皆さま、ありがとうございました。
(担当コーチ:長岡)/
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